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ファミリーマートの「津南」と「霧島」
バーボンの水割りにあうのはどっち?
右 「津南」 新潟県中魚沼郡津南町採水 天然軟水 硬度17mg/ℓ
左 「霧島」 宮崎県小林市細野採水 天然中硬水 硬度150mg/ℓ
マイケル「京都もよかったけど東京も大きな街だね」
リサ「そうね、マイケル。カミナリモンはホリエモンより素敵ね」
ジョージ「そうそう。あの大黒屋で食った天丼、うまかったよな」
マリア「でもあの黒い汁が関西人は苦手なんだって」
ボブ「あいつら日本人じゃねえからほっときゃいいよ」
キャサリン「さっき居酒屋で食べた金沢の郷土料理もおいしかったわ」
マイケル「日本酒、うまかったよなあ」
ジョージ「でもさ、ビジネスホテルでぐらい僕たちの洋酒を楽しまない?」
ボブ「それ、いいね~!俺、さっそくコンビニで買ってくるよ」
リサ「ボブ、一緒にミネラルウォーターも買ってきて。あと氷も。あたし水割りがいいの」
ボブ「オッケー、ベイベー。任しときな」
てなことが起こると思ってたらコロナとなりました。
ボブ「おっ!ジム・ビームか。酒はやっぱりバーボンだよな。日本のコンビニ、気がきいてんな。あと氷か。あった、あった。それとなんだっけ?ああ、ミネラルウォーターか。あれ、いろんなのあるな。どれがいいんだろう?」
ボブ「Excuse me? I looking for mineral water. Which water would suit bourbon?」
店員「ええっと。あいきゃん、のっと、すぴーく、いんぐりっしゅ」
ボブ「オーマイガーッ!」
そもそも私がコンビニの水を研究しだしたのは、入管がコンビニでの通訳やアルバイト指導の仕事でのビザを認めないことからです。この状況を打破するため、コンビニの仕事がいかに複雑で幅広い知識を要するかを調べはじめたのです。そのひとつがミネラルウォーターでした。外国人観光客が水割りの水を選ぶときどうするのか。コンビニ各社で独自のミネラルウォーターを売っているが洋酒にあうのはどれか。バーボンなら、スコッチなら、アメリカ人なら、イギリス人なら。
ファミリーマート西葛西小学校前店の店長によるとファミマでは「津南」が軟水、「霧島」は硬水とのこと。調べると硬度120mg未満が軟水、120mg以上が硬水だそうです。
そして両方を買ってきて同じ濃さで割り飲み比べてみました。最初は「津南」のほうが明らかにまろやかでうまく感じました。これは私が日本人で軟水を飲みなれているからかもしれません。順番に飲み比べているうち、どっちがどっちかわかんなくなりました。酔っぱらっちゃって。でもアメリカや中国のような硬水の国の人は「霧島」のほうがあうのではと思います。
私は時間の許す限り、コンビニを見ると入ってみます。店によりさまざまで外国人店員さんが多い店、少ない店、また時間帯によってとか。いや、そんなことよりコンビニで売られている商品の多様さに驚いています。なんでもそろう。町のどこにでもある小さな百貨店。コンビニ各社によりさまざまな工夫がある。
コンビニはもはや日本の文化です。いろいろお話したいことがあります。ミネラルウォーターひとつとっても他にもいろいろあります。今日はファミリーマートの「津南」と「霧島」の話のみで終わりたいと思います。
【追記】
日本は山地の多い小さな島国だから軟水になるんだそうです。つまり降った雨や雪解け水が海に流れる川が急流。これが大陸のようにゆっくりと時間をかけて海に流れると硬水になるらしいのです。ここでスコッチ好きの私はイギリスの場合はどうなのかと考えるのですが、イギリスの水が軟水か硬水かまで調べてません。また何かわかれば報告します。