6時間耐久法律相談会

2021年8月21日 岐阜県美濃加茂市にて


名古屋から美濃太田へ(JR車窓から眺める長良川)



ついたのはここ。
フィリピン人のジェイ氏が運営する外国人児童のためのフリースクール。



園内の様子





名古屋入管に用事があったついでに岐阜県美濃加茂市のクライアントに会いに行った。用事は特定技能で働く女性が赤ちゃんをみごもりどうしようかという問題の解決。ところがクライアントのガボちゃんは勝手に法律相談会を企ててて。夫がFacebookで私のことを宣伝してくれてたようで近隣から主にフィリピン人がやってくる。私は実はこのあと名古屋に戻り、コロナでやってない大須演芸場の写真を撮り、その近くの喫茶店で一服しながら大須演芸場の雰囲気を楽しみたかった。だから「午後3時に名古屋駅で韓国人と会わなきゃならない」と嘘をついたのだがガボちゃんは知らんぷり。午前10時半に始まった相談会はランチ休憩をはさみ午後4時半までかかった。

「もう終わりか?」(へとへと)
「次の人がこっちに向かってる」

デスクに座って小さなメモ帳に内容を書き込みながらアドバイスしていく私のまわりはこんな感じ。通訳はガボちゃん。



ランチライム



こんなごはんばっかり食えるかっ!(笑)

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参考文献(リス太郎のブログ)

https://jpdragon.blog.ss-blog.jp/2021-08-22

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『岐阜と私』

私はアパレル関係で働いていたため岐阜にはよく行った。最盛期は水曜日に大阪から岐阜へ行き日曜日の午後に大阪に戻る。月曜日から大阪出社。労働基準法?そんな法律、知らなかった。

名古屋と岐阜は京都・大阪と並んで「第二の故郷」。アパレル関連で岐阜の縫製工場に出入りするうち今でいう技能実習生たちと知り合い、中国語ができる私は一緒にメシを食ったり酒を呑んだりするようになった。そして「入管法」という法律を知った。

日本で働ける期間が「1年」から「3年」に伸びるという。実習生(正確には旧「研修生」)たちは飛び上がって喜んでいた。

しかしその裏で、ひどい仕打ちを受けて泣いている実習生もたくさんいた。私はこの目で見てきた。どんな暮らしぶりか、どんな臭くて寒いところに住まわされているか。全てこの目だけならず五感のすべてで感じてきた。だから「技能実習」や「特定技能」に関し、頭でっかちや儲け主義ではない議論ができる。私は私のやり方でこれらの問題に取り組む。敵をつくることを怖れない。むしろ積極的に敵をつくっていく。そうしなければ仲間ができない。

「篠原はどっちつかずでなに考えてるかわからない」と思う人も多いと思う。確かに私自身、悩んでいる。自分にはしっかりとした軸が通っているのだろうか。不安になることも多い。しかし人は悩んで大きくなる。悩まないことは堕落である。

岐阜という若い頃の私を鍛えてくれた地域に深く感謝したい。寒い宿舎の廊下でコートを布団に寝ることも珍しくなかった。夏はシャツ一枚で原反をコンテナに運んだ。営業に走り回った。得意先の太鼓持ちに徹した。

そして私は何故かこういう仕事をしている。何か運命を感じる。名古屋入管への申請を増やすため、これからまた岐阜の外国人たちの世話になることだろう。

(完)

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